様々なご相談

京都市左京区 昭和24年建築、昔ながらの建築工法で建てられた中古物件のインスペクション

昭和24年に建てられたとあって、壁は土壁の塗り壁で仕上げられており、外壁にも漆喰を使われるなど、建物としては立派な建物になっていました。
見た目は立派とはいえ、木造で伝統構法を使われている場合、問題になるのは生活し続けるために必要なメンテナンスの費用、また築年数が長いことによる老朽化の進み具合です。
今回は面積もある程度の広さがあった為に、想定されている購入費用とメンテナンス費用を合わせた額が、お客様のご予算に合っているかどうか、という点を重点的に考慮しながらインスペクションを行いました。

インスペクションを行い、その結果をお伝えしたのですが、ご購入後すぐに必要なメンテナンスの内容、そして数年以内に必要と思われるリフォーム内容と、おおよその概算費用を算出し、お伝えしました。ご本人様はとても気に入られていたのですが、中古住宅とはいえ、大きな敷地である中古物件の購入費用とメンテナンス費用、その住まいに住み続けられる上で必要になってくるメンテナンス内容をお考えになり、今回は購入を見送られました。
最終的に購入されるかどうかはお客様の判断ですが、購入されてからメンテナンス出来ずに手放されるケースもあります。様々な視点で判断いただけるインスペクションになったと思います。