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京都市内の築95年 木造住宅をホームインスペクション(建物調査)

京都市内の築95年 木造住宅をホームインスペクション(建物調査)


建物調査

京都市内

調査日   2022年9月15日
構造 木造2階建て
建築年数 95年


<築95年の伝統建築工法住宅調査>
現状:
①南北外壁は隣家との隙間がほとんどなく。
②敷地もおおよそ25坪程度でそれほど大きなものではない
③浴室は無い。
④駐車スペースなし。
⑤南隣も同様の形態の建物。
⑥和瓦葺き
⑦東西の外塀は真壁

調査内容:
①床、壁、天井を目視
②外壁目視、打診調査
③水平、傾きをレーザー水準器で確認
④床下を目視で確認

調査結果:

①出窓の足元、玄関柱土間付近、を打診、目視にて診断の結果、シロアリや腐食は確認できなかった。
②キッチンの床が一部「ふかふか」という異変を感じ床下点検口から調査した結果、キッチン排水からの漏れがあり床板裏面が腐食、加えてシロアリの蟻道を確認した。
③水平については1階2階の北面同じ場所で15㎜程度沈下が見られた。
④柱の傾きについては北面で沈下している分、南方向及び西方向に8㎜~12㎜の傾斜を確認した。
⑤倒壊の危険性については南北間口が5.4mで且つ耐力壁となる壁がほとんどく、倒壊の危険性はある。
⑥二階の外壁に面する北面の内側に水シミがある。真壁特有の現象。


<結論>
築95年という歳月による不動沈下並びに傾斜があるものの、比較的同等の建築物として状態はいい方だ。耐震補強をすればまだ30年はこの状態で住み続けられる。
 

 



調査費用
調    査 ¥77,000(消費税込み)